この記事は2024年4月に執筆しています。Playcanvasのバージョンは1.69.2です
ここでは実際にPlaycanvasを使って簡単な装置「だるま落とし」の作り方を解説していきます。
この記事ではだるま落とし装置のためのプロジェクト作成からエンティティの追加方法を解説します。
今回作る装置の完成イメージはこんな感じです。
難しくはないので、Playcanvasの基礎を学びながら作っていきましょう。
新規プロジェクトの作成
まずは新規のBlankProjectを立ち上げます。
プロジェクトの作成方法はこちらに詳しく記載してありますので、ここはざっくりと解説していきます。
1,PlayCanvasにログイン後、「NEW」をクリックして、「Blank Project」を選択
2,プロジェクト名、説明等を入力し、「CREATE」をクリック
3,EDITORをクリックし、Untitledを選択すると、新規プロジェクトの編集画面が表示されます。
初期状態の確認
プロジェクトの初期状態は、Box、Plane、Skyboxが配置された状態です。
画面に表示されるオレンジの丸はチュートリアルの案内なので、無視して大丈夫です。
（邪魔な場合はクリックして消していきましょう。）
編集画面の見方がわからない場合はこちらをご確認ください。
エンティティの追加方法
まずはBoxエンティティを追加します。
以下の手順でプロジェクトにエンティティを追加していきます。
※Playcanvasでは物体の事をエンティティと良います。Unityではオブジェクトと言いますね。
- 画面左手にあるHIERARCHY内の”Root”をクリックし、選択状態（黒帯表示）にする。
- その状態でマウスの右クリック
- リストが表示されるので、New Entity⇨３D⇨Boxとカーソル移動し、Boxをクリック
- ビューポート(中央の画面)とHIERARCHYにBoxが追加されました。
- 画面右手のインスペクター内”の”ENTITY”項目のPositionの値を0⇨1.5に変更します。
以上でエンティティが追加され、エンティティの位置が設定できました。
エンティティの複製方法
次はエンティティをコピーすることでプロジェクトにエンティティを追加します。
コピーの方法は2つあるので、それぞれ解説していきます。
複製方法その1：command+D
- 複製したいエンティティを選択状態にして、キーボードで「command+Dキー」。
これだけです。簡単。
複製されたエンティティはRoot直下に作成されます。
複製方法その2：リストからコピー⇨ペースト
- 複製したいエンティティを選択状態にして、「右クリック」。
- 表示リスト内の「Copy」にカーソルをあわせ、クリック。
- 一旦Rootをクリックし、選択状態にした状態で右クリック
- リストにPasteが表示されるので、右クリック
コピー＆ペーストの場合は好きなペースト先を選択して、そこにペーストする感じです。
今回はRootを選んだので、Root内にペーストされます。
Boxを選択した状態のままPasteをすると、Boxの子要素としてPasteされます。
ついでに複製したBoxの位置をビューポートの”緑矢印”を不ドラッグして、上に引き上げてください。
インスペクターのENTITYのPosition Yの値が2.5〜3であればOKです。
この数値は重要ではないので、大まかで大丈夫です。
ビューポートからも直接エンティティの位置をいじれる事が理解して頂ければ大丈夫です！
次回はこのプロジェクトに物理法則を設定していきます。
